『30年の時を超え瞬間に繋がった意識』

(Oさん 40代女性 兵庫県在住)

「男性は怖い存在!怒らせてはいけない」と思って、言いたい事が言えなかった。
病気をすることは、彼女にとって「愛される資格はない、認められるわけがない、人間失格」とまで思い込んでいた。
相手の機嫌を損ねないように、顔色ばかり伺い、それがオバケのように膨れあがり、男性に対する苦手意識は大人になっても、変えられないパターンがあった。
ようやく視点から上手くいかないメカニズムを見破れた瞬間に「意識は時空を超えて一瞬で繋がる」体験をしました。
知りたいと思っていたことも長い時を経て知り、男性に対しての過去の思い込みが破壊。彼女のこれからが愉しみです。

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『30年の時を超え瞬間に繋がった意識』

「このハゲ~」、「違うだろ~」と数ヶ月程前、秘書に暴言を吐き話題になった某女性議員のニュース。
驚いていたのは男性で、女性からは「わかる!」、「言わないけど言いたい!」との声もちらほら…。
実際に口にするかどうかは立場や理性に任せるとして、女性は心の叫びを溜め込んでいるのではないでしょうか。
いや、ミロスを知った方は、“相手は自分”が基本ですから、自分に向かって暴言を吐いていることになりますから実行しないでしょう。

女性議員に対しての感じ方はさまざま。
自身は、あの叫び声を聞いたとき、相手のことはおかまいなし。
思ったことをストレートに口に出し、身内以外の男性にあれだけ言いたいことを言えるのは凄いなあと、少し羨ましかったのも事実。
しかし、人の顔色を気にしながら生きてきたので、年上の男性に対して叫ぶことはありえません。

厳しい父親のもとで育ち、小さいときから年上の男性は怖い存在でしかなく、ただ父親に名前を呼ばれただけで、瞬間的に“ビーッ”と泣いてしまうぐらいのチキンハート。
2歳年上の兄とは、とても仲がよかったのですが、思春期ぐらいに些細なことで喧嘩になり、それまでは手加減をしていたのが激怒のスイッチを押してしまったのか豹変。
はじめて“殺される!”と本気で感じ、普段は見て見ぬふりをしていた母もさすがに異変を察知。慌てて止めに入るほど危ない状態でした。

以来、年上に限らず、男性に対して“怖い”、“怒らせてはいけない”意識が作動し、先生、上司、先輩が男性だと、声をかけられるとビクつき、話しかけないでオーラを身にまといダンマリ。
「本当は怒っている?気を使って笑顔を作っているんじゃないの?」と疑うようになり、兄とは当たらず障らず必要最低限の会話だけになりました。
これが、子供のときからの男性に対する接し方のパターン。

根底にあるのは、“愛してほしい。認めてほしい。嫌わないでね”があるから…。
今でこそ、病気は個性と言われるぐらい寛容になっていますが、昔は健康が普通だから、“生まれつき病気の私は悪”。
普通ではないことに負い目があり、自分は「愛される資格はない、認められるわけがない、嫌われている、人間失格」と思い込み、相手の機嫌を損ねないように、顔色ばかり伺い、それがオバケのように膨れあがり、男性は怖さのモンスター化。

ところが、あることをきっかけに、一気に時空を超えて、内側の男性性との誤解が解ける体験が芋づる式に起きたのです。

数ヶ月前、知人とお互いの恋愛パターンについて話をする機会がありました。
「はて?初恋っていつかな?はじめて付き合ったのは?」と頭の中で検索をかけて、遡ることウン十年。
記憶は中学時代へタイムスリップ。
相手の名前、身長、洋服、行った場所、会話の内容…。
ビックリするほど鮮明に覚えており、関係性や気持ちまで次々と蘇ります。

病気のため中学時代の2年間は、療養所生活。
その時、半年程同時期に入院していた3歳年上の男子と、退院後に夏の合宿で再会したのがきっかけ。
付き合うと言っても、中学生と高校生なのでママゴトみたいなもの。しかも遠距離。
当時は携帯もなくて連絡は手紙。たまになけなしのお小遣いを握りしめて公衆電話へGO!
遠距離だから10円玉の落ちる速度が速いこと。話したいことも話せずに終了の繰り返し。
さすがにお小遣いも底をつき、高校受験前で「うつつを抜かしてはいけない」思いと、相手は高校生で遊びざかり。
お互いにギャップを感じ、徐々に疎遠になりフェイドアウト。以来一度も連絡をとっていません。

数年後、相手が20歳ぐらいのときに、結婚して子供ができたと風の便りで聞いたのを最後に記憶から抹消。
思い出すこともありません。結構非情です。

お子ちゃま恋愛でしたが、その時は相手のことを思っていたはず。
でも、“男性は怖い”という思い込みから、言いたいことも言えず、相手が何を考えていたのかも分からずじまいで、まともに話ができていなかったように思います。

一緒にいても、兄の関係とだぶるところがあり、楽しさ半分怖さ半分。
常に“怒らせてはいけない”と顔色を伺ってばかりで相手のいいなり。
おそらく私に対しても色々と思っていたことはあるはずなのに、お互いに言えない聞けない状態。
もっと相手の話を聞いておけば良かったな、言いたいことは伝えて、気持ちを聞けば良かったな。と今更ながらに感じていました。

当然ですが、ミロスを知らないので、相手が自分そのものだとは思えません。
何よりも、彼とどう接していいのかまったくわかりませんでした。
彼も私とどうやって接していいのか戸惑っていたことでしょう。
これこそが、自分が自分とのコミュニケーションを取れていない状態。それを延々と続けていました。

「あ~、これずっと続けている」
「最初から何も変わっていない」と、自分の気持ちを相手に言わず“察してよ!”と遠回しに言う面倒な女。
自分の男性性と繋がっていない状態。
某女性議員の10分の1でも言いたいことを言えていたら、もっとコミュニケーションが取れていたら、自分の世界で創造する男性との関係は違っていたかも…。

知人と過去の恋愛を回顧することで、男性に対する苦手意識は大人になっても変わらず、変えられないパターンを知り、引きつり笑い。
現状維持脳全開作動中~でした。

それが「あっそうか」と、ようやく視点から上手くいかないメカニズムを見破れた瞬間でした!
同時に全体に戻れた感覚になりました。

翌日、Facebookを見ると、前日に思い出した元彼と同姓同名の人から「イイネ」が!
その名前とは友達繋がりはありません。
まさか!と思ってページを確認すると、住んでいる所も生年月日も元彼と同じ。
しかし、何も投稿がないため確かめることができません。
数日間放置した後、気になりメッセージを送りましたが、数ヶ月経っても返事は無。

その出来事を忘れた頃に、身辺で専門家の力が必要な事態が起こりました。
母、友人、遠方の知人を頼りに探しましたが見つからず、それならとFacebookに投げかけてみると、数人からすぐに連絡があるものの求める方には出会えません。

もう無理かと諦めかけていると「何人もいるよ!」と兄からメール。
兄のことは頭にさえ浮かばす、交友関係が広く幅広い人脈があることを忘れておりました。
真っ先に思い出すべき兄を忘れるなんて、自分の男性性を置き去りです。
自分の男性性を無視し続けていたってことですね。

ここぞという時には兄。
何年間も必要な時にしか連絡していませんが、日々私のFacebookはチェックしていたとのこと。
離れて生活をしていても、常に気にしてくれていたようです。
優しさは子供のときのまま変わらなかったのに、勝手に怖い存在と決めつけていました。
あの激怒は、「優しくしてやったのに~」と我慢が鬱積した叫びだったのかも知れません。

兄に知人の専門家もFacebookをしているからメッセージをするように言われて、即送りましたが返事がありません。
調べてみると、友達になっていない人にメッセージを送信すると気づかない場合があることが判明。
兄にそれを伝えるとすぐに連絡がつき協力をしてもらえることになりました。

元彼にメッセージを送っても返信がないのは、友達申請をしていないから?とふと思い、申請すると、5分もしないうちに承認。
「はやっ!」と思いつつ、挨拶がてら再度メッセージを送信。
すると、速攻で返事じゃなくてスマホに着信。
しかも元彼の名前が表示されています。
Facebookには通話機能がついているため、電話番号を知らなくても通話が可能です。

電話に出ると、30年以上ぶりだけど聞き慣れた声。懐かしさのあまり1時間程会話。
そこで思い切って、当時、何を考えていたのか、どう思っていたのか、色々と聞いてみると予想外の言葉ばかりが返ってきました。
当時、幼いなりに頭であれこれ考えていたことは、全部勝手な思い込や妄想で、相手の気持ちは少しも理解していませんでした。
お子ちゃまの恋愛は、お互いに何も伝えられていなかったことで、どちらも勘違いのオンパレード。
苦笑いを通り越して爆笑ものです。

「あのときはごめんね!」とフェイドアウトしたことを謝られても、私にとっては、切ない思い出どころか既に過去の遺物。やっぱり非情…。
男性はロマンチスト。頭大丈夫?と疑うほど過去を美化しすぎ!
さらに「当時、携帯があったら結婚していたかな?」と言われ、「どうかな~」と、はぐらかしながら「ないし!」と心の中で言い放ち、非情すぎる自分にまたまた爆笑。

そして、なぜ「イイネ」をしたのか聞いてみると、突然当時入院していた人たちがまだ生きているか気になり(何人も亡くなったので)片っ端から思い出した名前を検索し、私を発見したそうです。
よくぞ覚えていてくれました。
それを思い出していたのが、私が知人と話をして元彼を思い出していたときとほぼ同じ時間。

“意識は時空を超えて一瞬で繋がる!”
現実的に生きている私でも、さすがに今回は身震い。
知りたいと思っていたことも長い時を経て知ることができました。

記憶から末梢した相手でしたが、30年以上前の気持ちが聞けて良かった~と、電話を切りちょっとウキウキしていると、今度は10年以上前の元彼から1年ぶりのLINE。
「このタイミングでか?」とツッコミを入れながら、せっかくなので当時どう思っていたのかを聞いてみました。
するとやはり予想に反した言葉を次々と目にしてビックリ。
やっぱり誤解だらけ。大人になっても成長していません。男女がわかり合うのって本当に難しいとつくづく感じます。
「何で言ってくれなかったの!」との思いが湧き出たので返信しかけましたが、仮にお互いに言いたいことを伝えていても関係が続くことは“これもない!”と確信。
掘り起こすことはないので止め。

ちなみに、この方とも遠距離。私の場合ほとんどが遠距離です。
いつも「なぜ遠距離?」と不思議でしたが、ミロスによってやっと謎が解明。
病気がちで体調の変化が著しいため、体調が悪いときには会いたくありません。
常に「心身共にベストな状態でしか会ってはいけない」という変なこだわりもありました。
ゆえに、近くだといつでも会えて、断る理由を使い果たしますが、遠距離だとすぐに会えるわけではなく、体調が悪ければ「仕事が忙しい」と男性のような言い訳をして、自分がベストな状態のときだけを選べます。
遠距離は、自分に都合が良すぎる形だったのです。
そんなこともわからず、無意識で創造していた世界に「な~ぜ~?」と疑問視していたなんてただのおバカちゃん。

男性は怖い生き物。怒らせてはいけない。と決めつけて勝手に怖がっていましたが違いました。
兄はずっと変わらず妹思いの優しい存在で、元彼陣も周囲の男性もみんな優しい人ばかりです。
「目の前の男性は、誰もが自分の男性性。自分を怖がってどうする!」
と、いうことで男性に対しての過去の現状維持脳を厳重にOff。いや破壊。

気づけば、一番苦手だった男性医師に対して(特に部長)、言いなりで何も言えずにいたのが、某議員のように暴言を吐くことはしませんが、意見をはっきり主張するようになっていました。

ほんのちょっとした意識が30年の時を超えて、一瞬で繋がったこと。
またそれがひとつのきっかけとなり、連鎖的に起きた出来事。
そこに同化せず、予想もしない展開は、3流ドラマのようにツッコみどころ満載で面白すぎます。

そして、この話を書いている最中に起きたプログラマーからのプレゼントは、体調を崩して休職し「病院代…」と思った瞬間、年配の知人男性から生活費の足しにと、ウン十万円いただきました。
ありがとうございます。

“この世界は刑務所”何度も脱獄しかけましたが、必ず誰かが助けてくれます。
結構優遇されている留置所に入っているようです。

自分の世界はいかようにでも創造可能。
次は、どんなワクワクする世界があるのか愉しみです。