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『やっと結婚できたね!』

◎60歳代のご夫婦の体験談
『やっと結婚できたね!』(Iさん 男性)

「家族って夫婦が単位だよね。親子じゃなくて」
車を運転しているとき、なぜかふと、こんな言葉が口から漏れました。
「えっ、ええっ!」
のけぞるように息をのむ助手席の妻。
その時から、二人の間にエネルギーがぐるぐると巡り始めました。

今年、私たち夫婦はミロスウィズダムマスター(MWM)コースを受講しました。
思えばそのころからです。
夫婦喧嘩が絶えなくなったのは。
今まで何の疑問もなく演じてきた、穏やかで仲の良い夫婦という虚像が音を立てて崩れ落ちていったのです。
MWMコースのカウンセリングの日が近づいて
「何を話そうか、聞くこと無いね」と悩んでいると、必ず壮絶なバトルが始まり、
「良かった、良かった、カウンセリングのネタができた」と…喜んでいいのか?

理想の家庭を夢見て一歩一歩築き上げても、ほんの些細なひと言や出来事で一瞬にして崩壊。
どこまで行っても賽の河原です。
いつの間にか当たらず障らず、我慢していることにも諦めていることにも気づかず、パートナーはもちろん自分からも目を逸らして、無意識のうちに一見平和な毎日を送っていました。

講義が進むにつれ、心の襞の奥の奥に潜んでいた不安、恐怖、抵抗感、罪悪感、自己否定、その他諸々の心の闇が否応なく暴かれていきました。

噴出する感情に翻弄されながらも、システムで紐解いていくうちに行き着いたところは、
女性の寂しさ(男性が自分を向いてくれない寂しさ)、
男性の寂しさ(女性に受け取ってもらえない拒絶される寂しさ)だったのです。

寂しいのが当たり前すぎて、寂しさを感じることもできていませんでした。
私が感じることを拒絶し、自分自身を受け取っていなかったのです。

MWMコースが終了するころには、まるで、ベルリンの壁のように夫婦の間にそびえ立っていた、夫婦の虚像は崩壊しました。
夫婦の空間に風が吹き渡るようにお互いの心が通い出したのです。

今ようやく、パートナーの言動や、パートナーに感じる感情としっかり向き合い、受け取れるようになりました。
そして、私がパートナーを受け取ると、パートナーも私を受け取ってくれるのが分かります。

最も嫌いで憎んでいた相手こそ、最も大切な自分の半身とも思えるような、かけがえのないパートナーでした。

二人の間に広がった豊かな空間のなかで、家内に伝えたいと思います。
「やっと結婚できたね」

※関連カリキュラム 
● ミロスウイズダムマスター(MWM)コース 

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